はじめに
日常生活の中で、私たちは様々な物品に囲まれていますが、それらの名称を知らずに使っているものが意外と多くあります。身近なものでも、その正式な呼び名を知らないことが多いのです。今回は、そんな「見たことあるけど名前がわからないもの」について、詳しく解説していきます。これらの名称を知ることで、日常の中にある小さな発見や驚きを感じられるかもしれません。
身の回りの小物
まずは、身の回りにあるちょっとした小物から見ていきましょう。
本に関連する小物
本を読む際に欠かせない小物として、「スピン」や「そで」があります。「スピン」とは、本の栞として使われる紐のことです。「そで」は、本のカバーの内側の折り返した部分のことを指します。これらの小物は、長年本に付随するものとして使われてきました。
また、本の中央にある小さな飾りの「魚尾」も、名称を知らない人が多いでしょう。この小さな装飾は、原稿用紙の製造時に付けられたものですが、現在でも本に残っています。
食品関連の小物
食品を扱う際にも、名前の分からない小物がいくつかあります。例えば、アイスクリームを盛り付ける際に使われる「アイスクリームディッシャー」や、食パンの袋を留める「バッグ・クロージャー」などです。これらは、食品の扱いを便利にするための道具として長年使われてきました。
また、プチプチと呼ばれる気泡緩衝材も、その正式名称は「気泡緩衝材」だと知っている人は少ないでしょう。この包装資材は、商品を衝撃から守るために広く使われています。
アウトドアで使う小物
次に、アウトドアで使われる小物を見ていきましょう。
登山用の小物
登山やロッククライミングで欠かせない小物に「カラビナ」があります。この金属製の環状の器具は、ハーネスやロープを繋ぐのに使われます。名称は知らずとも、登山用品店では見かけることの多い小物です。
また、登山で使われる「ロジンバッグ」も、その名称を知らない人が多いでしょう。これは、滑り止めの粉末が入った袋で、手に汗をかいた際に使用します。
アウトドアで虫除けに使う小物
夏のアウトドアでは、虫除けが欠かせません。その際に使われる小物に「蚊遣豚」があります。これは、うちわの骨を使った豚の形の線香入れで、かわいらしい姿が人気の理由です。
また、「扇骨」や「穂骨」と呼ばれるうちわの骨も、名称を知らない人が多いでしょう。これらの小物は、うちわの形状を保つための重要な役割を果たしています。
専門的な小物
ここまでは一般的な小物を見てきましたが、専門的な分野でも名称が分からない小物がいくつかあります。
医療分野の小物
医療現場で使われる小物の一つに「鉗子」があります。この鋏形の金属器具は、手術時に組織を挟むのに使われます。また、「エリザベスカラー」と呼ばれる、ペットの術後の傷舐め防止具も、その名称を知らない人が多いでしょう。
さらに、「経木」と呼ばれる薄く削った木材も、医療分野で使われる専門的な小物の一つです。
法曹関係の小物
裁判所の法廷でよく見かける「ガベル」は、裁判官が静粛を求める際に使う小槌のことです。しかし、実際の日本の法廷にはこの小物はありません。
一方で、「経机」と呼ばれる読経用の机は、仏教の世界で使われる専門的な小物です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、「見たことあるけど名前がわからないもの」について、さまざまな小物を取り上げました。これらの小物の名称を知ることで、身の回りのものを新たな視点で見ることができるはずです。日常の中にひそむ小さな発見を楽しんでみてはいかがでしょうか。
コメント